高砂部屋の親方は現在誰?元朝赤龍の継承秘話と歴代の歴史・朝乃山の今
大相撲界屈指の名門として、明治の黎明期から数多くの横綱・大関を輩出してきた高砂部屋。相撲界の勢力図を語る上で欠かせない「高砂一門」の総本山ですが、「現在の親方は一体誰なのか」「かつて一世を風靡した元朝青龍や先代の元朝潮とはどういう関係なのか」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
2020年11月に師匠交代が行われて以降、部屋を率いているのはモンゴル出身の実力派関脇として土俵を沸かせた8代高砂親方(元関脇・朝赤龍)です。幾多の試練や世代交代を乗り越え、看板力士・朝乃山の復活劇とともに新たな黄金期を築きつつある高砂部屋の現在地、継承の舞台裏、歴代親方の歴史までを余すところなくレポートします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 現在の師匠:2020年11月に先代(元大関・朝潮)から部屋を継承した第8代高砂親方(元関脇・朝赤龍)。
- 継承の理由と背景:早くからの日本国籍取得に加え、誠実な人柄と卓越した指導力で先代や一門から絶大な信頼を集めたことによる禅譲。
- 部屋の最新体制:看板力士・朝乃山の再起を中心に、朝紅龍ら気鋭の若手が台頭。若松親方(元朝乃若)らとともに風通しの良い稽古環境を構築。
【現在の高砂部屋】親方は元関脇・朝赤龍!継承の真相と抜擢された理由
現在、高砂部屋の師匠を務めているのは第8代高砂親方(元関脇・朝赤龍 太郎)です。現役時代は切れ味鋭い投げ技と卓越した相撲巧者ぶりで三役の座を長く務め、土俵を大いに盛り上げました。
モンゴル出身の力士が伝統ある名門・高砂部屋の看板を継承した背景には、確固たる理由が存在します。元朝赤龍は2017年4月に日本国籍を取得。現役引退後は年寄「錦島」を襲名し、部屋付き親方として後進の指導に情熱を注いできました。
同部屋の同期入門には第68代横綱・朝青龍がいましたが、破天荒な天才肌だった朝青龍に対し、朝赤龍は非常に誠実で礼儀正しく、誰からも慕われる人柄で知られていました。その実直な指導姿勢と相撲道に対する真摯な姿勢を先代の高砂親方(元大関・朝潮)が極めて高く評価し、定年退職を迎えるタイミングで「名門の暖簾を託せる後継者」として正式に指名したのです。
【歴代高砂親方の系譜】明治の創設から昭和・平成を彩った大横綱と名看板
高砂部屋は、日本相撲協会の主要5大一門のひとつである「高砂一門」の総帥たる名門中の名門です。その歴史は明治初期、初代高砂浦五郎(元前頭1)が相撲界の近代化を掲げて興した「高砂改正組」に端を発します。
歴代の親方には、角界の歴史に名を刻む錚々たる大人物が名を連ねています。
【高砂部屋 歴代親方の主な系譜】
・初代 高砂浦五郎:高砂部屋および高砂一門の創祖。
・2代 高砂浦五郎:元前頭1。
・3代 高砂浦五郎:元大関・初代朝潮。
・4代 高砂浦五郎:第39代横綱・前田山。戦後相撲界の発展に尽力。
・5代 高砂浦五郎:第46代横綱・3代朝潮。数多くの名力士を育成。
・6代 高砂浦五郎:元小結・富士錦。幕内最高優勝経験者。
・7代 高砂浦五郎:元大関・4代朝潮(長岡末弘)。朝青龍を育て上げた名伯楽。
・8代 高砂浦五郎:元関脇・朝赤龍。名門再建を託された現師匠。
歴代親方が築き上げた「土俵第一」「気魄あふれる押し・寄り」の伝統は、時代を超えて現在の稽古場にも息づいています。
【先代・元朝潮との関係】師弟の絆と遺志を継ぐ部屋改革の歩み
8代高砂親方を語る上で欠かせないのが、先代親方である7代高砂親方(元大関・朝潮、本名・長岡末弘氏)との強い絆です。
7代高砂親方は、類まれなスカウト眼と包容力で横綱・朝青龍をはじめ、朝赤龍、朝乃山など数多くのトップ力士を角界へ引き入れました。2020年11月に65歳の定年を迎えて師匠の座を元朝赤龍へ譲り、その後は再雇用で部屋付き親方(錦島)として後方支援に回りました。
2021年の退職、そして2023年11月に67歳でこの世を去るという悲しい別れを経験した現師匠ですが、「先代が育ててくれた恩義に報いるためにも、誇りある高砂部屋をさらに発展させる」という決意を強固にし、伝統の重みを受け止めながら近代的なトレーニング理論を稽古に取り入れるなど、着実な部屋改革を進めています。
【看板力士・朝乃山の復活劇】苦難を乗り越え再起にかける大関復帰への道
現在の高砂部屋において、屋台骨を支える最大の看板力士が元大関・朝乃山(富山県出身)です。恵まれた体躯からの堂々たる四つ相撲は「次代の横綱候補」と称賛され、令和初期の大相撲界を牽引していました。
新型コロナウイルス対応ガイドライン違反による長期出場停止処分により、一時は三段目まで番付を落とすという最大の苦難を味わいましたが、8代高砂親方の温かくも厳格な指導のもと、腐ることなく稽古に打ち込み続けました。
驚異的な勝率で幕内復帰を果たした後も、度重なる怪我と戦いながら土俵へ上がり続けるその不屈の闘志は、多くの相撲ファンの胸を打っています。師匠と二人三脚で挑む「大関への返り咲き」という大目標は、高砂部屋全体の士気を引き上げる原動力となっています。
【最新体制と力士一覧】墨田区本所の拠点と相撲界における評判
現在の高砂部屋は、東京都墨田区本所3丁目に拠点を構え、都営浅草線・本所吾妻橋駅などからアクセスの良い下町の情緒漂うエリアで日々厳しい稽古を重ねています。
部屋付き親方には、現役時代に豪快な相撲と愛嬌あるキャラクターで人気を博した若松親方(元幕内・朝乃若)らが控えており、師匠とともに多角的な視点で若い力士たちを育成しています。
【主な所属力士と注目株】
・朝乃山 広暉:元大関。部屋の絶対的エース。
・朝紅龍 琢馬:粘り強い取り口で幕内・十両上位に定着する実力者。
・朝白龍 太郎:恵まれた体格を活かした押し相撲で関取定着を狙う有望株。
・その他、「朝」の四股名を継承する若手力士が多数在籍。
角界関係者からの評判も上々で、朝赤龍親方の「礼節を重んじつつ、個々の長所を伸ばす」指導方針は、入門を希望する学生相撲出身者や若手入門者からも高い支持を集めています。
【高砂部屋の親方】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:高砂部屋の現在の親方は誰ですか?元朝青龍ではないのですか?
A1:現在の親方は第8代高砂親方(元関脇・朝赤龍)です。元横綱の朝青龍(ドルゴルスレン・ダグワドルジ氏)は2010年に現役を引退後、日本相撲協会を離れて母国モンゴルで実業家・政治活動など多方面で活躍しており、親方には就任していません。
Q2:外国出身力士が名門・高砂の年寄名跡を継ぐのは珍しいことですか?
A2:高砂部屋の長い歴史の中でも、モンゴル出身力士が師匠(高砂浦五郎)を襲名したのは朝赤龍が初となります。ただし、朝赤龍は現役中に日本国籍を取得しており、極めて実直な土俵態度と一門からの厚い信任を得て正式に暖簾を継承しました。
Q3:高砂部屋の朝乃山は現在大関ですか?
A3:朝乃山は過去に大関を務めましたが、処分や怪我による番付降下を経て再起を図っている状況です。現在は幕内上位〜三役への定着、そして大関復帰を目指して奮闘しています。
まとめ:名門の誇りを胸に新時代を切り拓く高砂部屋の未来
明治から続く大相撲の歴史を常にリードしてきた高砂部屋。先代・元朝潮から8代高砂親方(元朝赤龍)へと受け継がれたバトンは、古き良き伝統と現代的な風通しの良さが見事に融合した強い組織づくりへと結実しています。
看板大関・朝乃山の完全復活と悲願の賜杯奪還、そして朝紅龍をはじめとする新進気鋭の若手たちの躍進――。名門の矜持を胸に進化を続ける高砂部屋の土俵から、今後も目が離せません。 (出典: 高砂 部屋 親方(Yahoo!ニュース))