鹿島茂の現在と蔵書5万冊の真相!知の巨人が仕掛ける神保町の革命

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鹿島茂の現在と蔵書5万冊の真相!知の巨人が仕掛ける神保町の革命
鹿島茂の現在と蔵書5万冊の真相!知の巨人が仕掛ける神保町の革命
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🎵 鹿島茂の現在と蔵書5万冊の真相!知の巨人が仕掛ける神保町の革命

19世紀フランスの文学と都市風俗を縦横無尽に読み解き、膨大な知識と軽妙洒脱な筆致で幾多の読書人を魅了してきたフランス文学者・鹿島茂氏。古書収集への狂気にも似た執念と、類まれなる博覧強記ぶりから、文壇・出版界では四半世紀以上にわたり「知の巨人」と称されてきました。

大学教育の第一線を退いた現在、鹿島氏はどこで何を手がけ、どのような未来を見据えているのでしょうか。数万冊に及ぶ稀覯本コレクションのゆくえや、古書の聖地・神田神保町を揺るがす画期的な共同書店プロジェクト、そしていま改めて手に取るべき不朽の名著群まで、その精力的な活動の深層を徹底追跡します。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 要点1:明治大学名誉教授となった現在も旺盛に執筆を続け、神保町の共同書店「PASSAGE」や書評アーカイブ事業を通じて読書文化の最前線を牽引している。
  • 要点2:個人蔵書は推計5万冊超におよび、19世紀パリの図版入り稀覯本を中心とする世界的コレクションを維持・活用し続けている。
  • 要点3:司馬遼太郎賞を受賞した『神田神保町書肆街考』をはじめとする著作群は、単なる文学研究にとどまらず、都市論・経済史・文明論としても屈指の評価を誇る。

【2026年最新】鹿島茂の現在地|明治大学退任後の活動と「知の巨人」の日常

2020年3月に明治大学国際日本学部教授を定年退任し、現在は同大学の名誉教授の肩書を持つ鹿島茂氏。アカデミズムの教壇を離れて以降も、その知的生産力には一切の陰りが見られません。

執筆活動はもちろんのこと、文芸誌やカルチャーメディアへの寄稿、各地での連続講演、さらには展覧会の監修に至るまで、多忙を極める日々を送っています。とりわけ目を引くのは、紙の書籍文化を守り育てるための実践的なビジネスモデル創出への注力です。机上の学問にとどまらず、自ら現場に立ち、本をめぐる新たなコミュニティを次々と立ち上げる姿は、古稀を過ぎた現在もカルチャーシーンで異彩を放っています。

稀覯本コレクションと驚愕の蔵書数|なぜ借金をしてまで集め続けたのか

愛書狂(ビブリオマニア)としての鹿島茂氏を語る上で欠かせないのが、途方もない規模を誇る稀覯本コレクションです。その推定蔵書数は5万冊以上とも言われ、個人蔵としては質・量ともに国内外で群を抜く水準を保っています。

コレクションの核を成すのは、19世紀フランスで刊行された挿絵本や新聞、風刺画、モード誌の数々です。グランヴィル、ドーミエ、ギュスターヴ・ドレといった近代挿絵黄金期の名匠たちの原画やオリジナルプリントが、都内の専用書庫に所狭しと保管されています。

かつて「住宅ローンよりも古書代」「子供より古書が大事と思いたい」と半ばユーモアを交えつつ公言し、生活費を削り、借金を重ねてまでパリの古書店街やオークションで競り落とした逸話は、愛書家たちの間で語り草となっています。単なる物欲ではなく、「19世紀パリの空気を丸ごと日本へ運ぶ」という明確な知的情熱に突き動かされた集積であり、その資料群は国内外の美術館や研究機関から展示貸出を依頼される第一級の文化遺産となっています。

華麗なる経歴と知られざる素顔|東大仏文から「フランス文学の伝道師」へ

鹿島茂氏の歩みは、日本のフランス文学研究史における最もユニークな軌跡のひとつです。1949年に横浜で生まれ、名門・開成高校を経て東京大学文学部フランス語フランス文学科に進学。同大学大学院人文科学研究科博士課程を満期退学後、共立女子大学助教授、教授を経て、2008年より明治大学で教鞭を執りました。

鹿島氏が確立した独自のスタイルは、従来の象牙の塔に閉じこもりがちだったフランス文学研究を一変させました。バルザックやフロベールの作品を精読するだけに留まらず、当時のデパートの誕生、ジゴロや娼婦の内情、馬車の維持費やアパルトマンの間取りといった「物質文化・生活習俗」から文学を解剖したのです。

1991年に『馬車が買いたい!』でサントリー学芸賞を受賞したのを皮切りに、1996年には『子供より古書が大事と思いたい』で講談社エッセイ賞、1999年には『愛書狂』で桑原武夫学芸賞、2000年には『職業別パリ風俗』で読売文学賞を獲得。難解な文学理論を排し、誰もが引き込まれるエンターテインメント性溢れる語り口で、幅広い読者層から絶大な評判を勝ち得てきました。

書評サイト「ALL REVIEWS」と神保町PASSAGE|仕掛け人が挑む出版文化の再構築

近年、鹿島氏が最も情熱を注ぎ、業界の内外に大きな衝撃を与えているのが、自身が発起人となって設立した書評アーカイブサイト「ALL REVIEWS」と、それに連動した神田神保町の共同書店「PASSAGE by ALL REVIEWS」の展開です。

紙媒体の縮小に伴い、プロの書評家や作家が手がけた優れた書評がインターネット上で埋没・散逸してしまう現状に強い危機感を抱いた鹿島氏は、「書評の恒久的なプラットフォーム」を構築。一流の選書眼を持つレビュアー陣の書評を横断して読める空間をネット上に作り出しました。

さらにその構想は現実空間へと進出します。神保町すずらん通りにオープンした「PASSAGE」は、作家、出版社、愛書家が月額制で1棚ずつ本棚を借りて本を販売するシェア型書店の先駆けとなり、瞬く間に全国的なブームを巻き起こしました。2号店「PASSAGE bis!」のオープンなど拠点を広げ、衰退が危惧されていたリアル書店ビジネスに劇的なイノベーションをもたらしたのです。オンラインの書評とリアルの書棚を有機的に結びつけるこの試みは、出版不況の時代における画期的な解として高く評価されています。

最高傑作『神田神保町書肆街考』の衝撃|世界唯一の古書店街はいかに誕生したか

鹿島氏の膨大な著作一覧の中で、金字塔として君臨するのが2014年に上梓され、第18回司馬遼太郎賞を受賞した大著『神田神保町書肆街考』(筑摩書房)です。

なぜ神田神保町という狭小なエリアに、世界でも類を見ない規模の古書店街が形成され、関東大震災や東京大空襲を乗り越えて存続し得たのか。鹿島氏は、明治維新以降の私塾や法律学校の密集、中国・清朝からの留学生たちの往来、学生街としての特異な立地条件、そして古書店主たちの泥臭い商魂を、膨大な古地図や登記簿、証言資料を基に鮮やかに復元しました。

単なる郷土史や街のガイドブックの枠を完全に超え、都市生態学の視点から日本の近代知識層の生態系を描き切った同作は、神保町に関わるすべての人々にとっての必読書として、刊行から年月を経た今も圧倒的な権威を保っています。

鹿島茂のおすすめ本・代表的著作一覧|初心者がまず読むべき厳選5作

100冊を超える著作を誇る鹿島茂氏の作品世界へ足を踏み入れるなら、どの本から手に取るべきでしょうか。知的好奇心を刺激し、鹿島節の真髄を味わえる必読の5作を厳選しました。

①『馬車が買いたい!』(白水社 / ちくま文庫)
サントリー学芸賞を受賞した出世作。バルザックの小説を手がかりに、19世紀パリで紳士たる体面を保つために「馬車」がいかに不可欠であったかを経済的・社会的に解読。鹿島流「物価と風俗のフランス文学論」の醍醐味が凝縮されています。

②『神田神保町書肆街考』(筑摩書房)
司馬遼太郎賞受賞作。古書街・神保町がいかにして奇跡的な発展を遂げたのかを綿密に追ったライフワーク。読書を愛するすべての人にとっての聖典といえる重厚な一冊です。

③『子供より古書が大事と思いたい』(文藝春秋 / スイッチ・パブリッシング)
稀代のコレクターが自らの「古書熱」という業を描いた珠玉のエッセイ集。講談社エッセイ賞を受賞し、ユーモアと自己諧謔に満ちた軽妙な文体は、本好きなら誰もが共感と苦笑を禁じ得ません。

④『職業別パリ風俗』(白水社)
読売文学賞受賞作。19世紀のパリに生きたお針子、辻馬車の御者、学生、娼婦など、都市を構成した人々の暮らしを豊富な版画・図版とともに活写。ページをめくるだけで当時のパリ路地裏へとタイムスリップできます。

⑤『渋沢栄一(上・下)』(文春ジパング)
フランス文学者の枠を超え、日本近代資本主義の父を描いた圧巻の評伝。渋沢が青年期に体験した「パリ万国博覧会」での衝撃が、いかにして日本の株式会社制度や近代都市構想に結実したかを国際的な視野から解き明かしています。

【鹿島茂】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:鹿島茂氏の膨大なコレクションは一般公開されていますか?
A1:個人宅および保管用の専用書庫に収蔵されているため常設展示施設はありませんが、全国の美術館や文学館で開催される企画展(ドーミエ展、グランヴィル展、19世紀モード展など)へ頻繁に出品されています。また、著作や図録を通じて高精細な図版として鑑賞することが可能です。

Q2:神保町の「PASSAGE by ALL REVIEWS」には鹿島茂氏本人も訪れますか?
A2:定期的に訪れています。自ら本棚のレイアウトや補充を行うだけでなく、店内で開催されるトークイベントや会員限定の文化サロンに頻繁に登壇しており、運が良ければ店内で直接その姿を見かける機会もあります。

Q3:鹿島茂作品を初めて読む場合、文学の予備知識は必要ですか?
A3:特別な文学知識は一切不要です。鹿島氏の解説は「当時の生活費」「デパートでの買い物」「流行ファッション」といった生活実感から入るため、世界史やフランス文学に詳しくない読者でも極上の歴史エンターテインメントとして楽しむことができます。

まとめ:鹿島茂が切り拓く「本の未来」と衰えぬ知的好奇心

一人の研究者、一人の愛書家という枠組みにとどまらず、紙と活字が紡ぎ出す文化そのものを未来へ手渡そうと奮闘を続ける鹿島茂氏。過去の歴史を鮮やかに蘇らせる旺盛な著作活動と、神保町やウェブ空間で仕掛ける新しい読書コミュニティの実験は、情報のデジタル化が進む現在だからこそ、ひときわ強い輝きを放っています。

古き良き書物の迷宮を案内しつつ、常に書物の明日を照らし続ける「知の巨人」。その飽くなき好奇心と情熱の軌跡は、これからも本を愛する多くの人々の心を揺さぶり続けていくに違いありません。 (出典: 鹿島 茂(Yahoo!ニュース)

鹿島 茂
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